ふくらはぎの筋肉は、見た目の美しさだけでなく、健康にも大きく関わる鍛えがいのある部位です。
ここでは具体的な筋トレ方法とその効果を解説します。
一度の筋トレでも変化は感じられますが、継続することが大切です。
続けることで美しい状態の筋肉を維持できるので、ここで紹介する方法を日々のトレーニングに取り入れてみてくださいね。
ふくらはぎの筋肉の付け方【部位別】
ふくらはぎの筋肉は、「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」と総称され、足首を曲げたり伸ばしたりする動作を支えています。
下腿三頭筋は、腓腹筋とヒラメ筋の2つの筋肉によって構成されていて、それぞれの筋肉は異なる役割を果たし、適切なトレーニング方法も異なります。
2つの筋肉の役割と鍛え方について詳しく確認していきましょう。
腓腹筋の付け方
「腓腹筋(ひふくきん)」とは、ふくらはぎの最も盛り上がった部分の筋肉のことです。
腓腹筋は内側と外側の、二つの筋肉で構成されています。内側の筋肉を内側腓腹筋、外側の筋肉を外側腓腹筋といいます。
跳んだり走ったりする際に重要な筋肉です。日常生活ではあまり使用されないため、積極的にトレーニングで鍛えていきましょう。
腓腹筋を鍛えるための効果的な筋トレメニューとしては、「カーフレイズ」があります。肩幅に脚を開いて立ち、かかとを上げ下げすることで筋肉を鍛えます。立った状態で行う「スタンディングカーフレイズ」と座った状態で行う「シーテッドカーフレイズ」があります。
ヒラメ筋の付け方
ヒラメ筋は日常生活でよく使用される筋肉で、魚のヒラメによく似た形をしています。
歩いたり直立したりと、身体のバランスをとる役割を担う筋肉です。ヒラメ筋は鍛えることで、脚が疲れにくいというメリットもあります。
座った状態で行う「シーテッドカーフレイズ」はヒラメ筋を鍛えるのに効果的なメニューです。基本的な動作は立った状態で行う「カーフレイズ」と同じで、椅子に腰をかけ、膝を直角に曲げた状態で、背筋を伸ばします。かかとを浮かせ、ゆっくりと元に戻すという動作を繰り返しましょう。
ふくらはぎに筋肉をつけるメリット
ふくらはぎの筋肉は鍛えることで、運動能力がアップすることはもちろん、けがの予防にも繋がります。足首の安定性が高まるので、転びにくくなるのです。
ふくらはぎが鍛えられると、引き締まった脚になるので、見た目がとても良くなります。
全身の血流促進
ふくらはぎの筋肉は血液の流れを助ける重要な役割を果たしています。
特に、心臓から最も遠い位置にあるふくらはぎの筋肉は、下半身の血液循環を助けるポンプのような働きをしています。
「筋ポンプ作用」により、血管が圧迫されて血液の流れがスムーズになり、心臓の負担を軽減します。
さらに、老廃物の排出も促進され、全身の疲労感や肩こりの改善にも寄与します。
運動パフォーマンスの向上
歩行の効率性やジャンプ力、瞬発力が向上することも期待できます。
疲労感が軽減されるため、運動に集中しやすくなり、よりよいパフォーマンスの発揮が期待できると言えるでしょう。
まとめ
鍛え上げたふくらはぎは、男性には力強さを、女性には健康的な美しさをもたらします。
また、ふくらはぎの筋肉を鍛えることは、見た目の改善だけでなく、健康面においても多くの利益をもたらします。
運動パフォーマンスの向上、足首の安定性の強化、全身の血流促進など、多岐にわたる効果が期待できます。
ここで紹介したように、ふくらはぎ日常生活では鍛えられない部分もあるため、積極的にトレーニングを行うことで、しっかりと筋肉を付けることができます。
理想のボディーメイクに近づくために、継続的に筋肉を鍛えていきましょう。